本当は教えたくない 篤農家の実践テクニック について
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2025年2月中旬、
渡辺和彦先生の最新刊発売!
生産者のための高収量・高温対策・減肥・ 減農薬のための資材活用例が満載
本当は教えたくない
篤農家の実践テクニック
栄養素の新知識・篤農家見聞録・フミン酸とフルボ酸活用
渡辺和彦 小嶋康詞 著
誠文堂新光社刊
定価2,970円(税込)
多くの皆様に幸せになっていただきたい
<著者プロフィール>
渡辺 和彦(わたなべ かずひこ)
1943年、大阪府生まれ。1968年、京都大学大学院農学研究科農芸化学専攻修士課程終了。
同年、兵庫県立農業試験場化学部研究員として兵庫県職員に採用される。1977年、京都大学農学博士号を授与。1980年、「土壌ならびに作物体の栄養診断法に関する研究」で日本土壌肥科学会より日本土壌肥科学会賞を授与される。1998年、放射性同位元素等の取り扱いにおいて、安全確保に尽力し、その功績により、科学技術長官賞を授与されている。京都大学(葛西善三郎研究室)学生時代より、ラジオアイソトープを利用し、土壌ならびに作物体の栄養診断法に関する研究を続け、兵庫農試でもラジオアイソトープ研究室の運営、安全管理を任されていた。啓林館の高校の物理、化学の教科書にも肥料の稲体内での挙動写真の提供者として渡辺和彦の名前は10年ほど前から、掲載されている。著書は、30冊ほど発行されている。主にインターネット書店で販売されている。特筆は中国から筑波大学に留学していた羅小勇教授が本国に帰国後、「作物の栄養元素の欠乏症・過剰症の診断および対策」の表題で簡体字に訳され、中国の大手出版社、科学出版社から2017年に発行された。またJICAからは、ネパール語版が発行されている。著者の私の顔写真が書物の裏表紙に載っているが、それ以外は全く私には読めないが、ネパールの農業発展にも少しは役立っていると思うとうれしい。
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Profile
渡辺 和彦
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農学(京大)博士
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一般社団法人 食と農の健康研究所 理事長兼 所長
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公益財団法人 日本ヘルスケア協会 土壌で健康推進部会 技術顧問
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元兵庫県立農林水産技術総合センター環境部長
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元東京農大客員教授
■ 書籍内容のポイントまとめ
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雑誌『農耕と園藝』に連載した大好評の 「植物にもヒトにも安心安全な画期的な生産法」が 1冊にまとまりました。
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【第一章】栄養素の新常識
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◆日本の土壌は亜鉛不足、高齢者の3分の1は亜鉛欠乏
◆ケイ酸は2015年に、すべての植物に対して「価値ある物質」と認められた
ヒトに対してはオステオカルシンを合成し、若返り物質として作用する
◆作物のマグネシウム欠乏では根の生育が悪く、収穫物は品質も低下
ヒトに対してはアディポネクチン(長寿ホルモン)の生成に関与し、循環器疾患、大腸がん等の予防に効果
◆三要素試験から学ぼう!堆肥施肥で水田の収量低下を予防
麦作・畑昨ではカルシウム施用が必須
◆硫黄(S)、塩素(Cl)について学ぶ
硫黄は多く必要とされる必須元素塩は害ばかりではなく。海水施用はMgとB施肥の意味もある
◆葉面散布の重要性を学ぶ
カルシウム(Ca)、ケイ酸は葉の表面からは入らないが、茎より入る病虫害被害の軽減に効果大
◆迅速養分テストは画期的な優れた技術
土でも植物体でも、操作が簡単で結果がすぐわかる栄養診断のプロ職員は知っておくべき技術
【第二章】農家見聞録
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◆巨大で高品質なブドウ生産
エタノールを利用したCHOの葉面散布
◆水田転作のポイント教えます!省力多品目栽培のすすめ
◆腐植物質のフミン酸、フルボ酸を含む「HS-2🄬プロ」を使い、病気知らずと長期収穫を実現
◆エタノールを含んだ肥料を使いイチゴ栽培3年で髙糖度・収量アップに成功
◆作物がタンパク質をも吸収する事実は1975年に学問的裏付けがされていた
◆多量要素(Mg、S)を含む肥料を使い、安定した糖度のスイカを栽培
◆三要素のひとつ、リン酸の葉面散布により「なり疲れ」、病気知らずで安定収量
◆エタノール肥料を使って糖度の髙い高品質の野菜を生産
◆BLOF理論でニンジンやカンキツの高品質・高収量・高栄養価栽培を実現
◆フミン酸とフルボ酸で、水稲増収に成功。ネギの夏季の高温障害対策に活用
【付録】~落合さん(兵庫県淡路島・2章5参照)が実際に使用して効果があった資材を紹介~
現在、私は民間人である。よいと思った資材の名称や販売店名を公にし、本書に記載しても決して罪にはならないはずだ。
これから紹介するのは私が落合さんに伝え、勉強熱心な彼が実際に活用しているものばかりである。もちろん該当する企業からは1円ももらっていない。しかし、皆さんへの普及・啓蒙、ひいては農業の発展が目的でもあるため、最も大切な情報ページとして活用いただけると幸甚である。
●資材紹介
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